~転勤、楽ありゃ苦もあるさ~苦編
転勤のイメージ
私は今まで、転勤って聞くとあまり良いイメージがありませんでした。
誰かに
「転勤で引っ越すことになった」
と聞けば、
「大変だね」
と返していたし、周りにもそういう方が多かったように思います。
私は29年間ずっと長野県にある実家に暮らしていたので、結婚をして、同県の別の市に引っ越したものの、ほかの県には一度も住んだことがありませんでした。
テレビやタウン誌では地元アゲ記事が多いですし、
「ここはいいところなんだなぁ」
と思っていましたし、田舎ではあるけどいい場所だしずっと長野県で暮らしていくものだと思っていました。
そんな時突然、埼玉県へ転勤が決まりました。
しかも2週間後ってww
ちょうど妊娠初期のタイミングで決まったのもあり、とにかく不安になってしまい
泣きましたw
今となっては良い思い出ですw
その後、1年2か月ほどでまた長野県に転勤になり、その後4年ほどで福岡県に転勤になりました。
実際転勤してみた感想~苦編~
引っ越しが大変
やはり引っ越しにはものすごいエネルギーが必要です。
夫の職場は、辞令がでてから二週間後くらいに引っ越しなので大忙しです。
住む家も、社宅があるわけではないので、自分たちで探さなければなりません。
引っ越しも近距離だと一日で済みますが、遠方だと、荷下ろしが二日後になったりします。その間ホテルに泊まったりと小さい子供がいるとちょっと大変です。
自家用車も自分で運転して運んではいけないらしく、運送会社に頼まなくてはいけないので、届くのは1週間後になるので、車必須地域で暮らしてきた私には、その間はとても不便です。
手続きが大変
これは引っ越せば必ず必要な事なのですが、やはり毎度大変です。
役場での手続きの他、家賃引き落としが地方銀行のみしかできなかったりすると、銀行で新しい口座を作ったり、免許書や各種カードの住所変更、子供がいれば幼稚園や小学校の手続き等、しばらくは大忙しです。
道がまるでわからない
当然のことながら、道が何もわかりませんw
ナビをみながらでも何度も間違えますw
福岡では何度クラクションを鳴らされたことか...
やはり道が大体わかるまでは、運転もいつも以上に疲れるし怖いです。
病院、スーパー、公園、等を一から探さなければならない
まぁ、検索すればすぐに見つけられるのですが、けっこうこだわりが強い性格なので...
お気に入りを見つけるのはやはり大変です。
実際行ってみるのが一番なので、体力、時間、お金がかかります。
今まで使っていた調味料が売っていないw
これは大変というか衝撃的だったのですが、今まで使っていた調味料が県外では売っていないことに衝撃を受けました。
「郷に来たら郷に従え」でその土地のものを使えばいいので困りはしませんが、
やはりふるさとの味は落ち着きます。なので堪らなくなったときは送ってもらったりしています。
誰も知らない
当然誰一人知りませんw
埼玉の時は関東で暮らしている友人が何人かいたので、月に何度か会ったりできたのであまりさみしさは感じなかったのですが、コミュ障の私でも福岡の時はやはりすこし堪えましたね。
言葉が違う
思っていたよりきつかったことのはこれが一番。
もちろん同じ日本なので何を言っているかわからないということはもちろんないですが、アウェイ感が半端なかったです。
私はコミュ障なので大人と話すのは苦手なのですが、幼稚園くらいの子供と話すのはけっこうすきで...
子供の同級生と話したりしていたのですが、何度か通じないことがあった。
長野では、「落ちた」を方言で「落った」というのですが、
こちらで「おった」は「居った」で「いた」という意味になるわけで。
「ハンカチ落ったよ」
「何が居ったと」
となるわけです。
一時期は子供と話すときも口ごもるようになってしまいましたw
普通に標準語で話せるばいいのに、当時は無理してやたらに語尾に
「と」をつけていましたね。完全使い方間違ってたとおもいますw
福岡の方に失礼ですよね、申し訳ありません。
今は無理せず標準語で話してます。
マイホームは夢の話
私はマイホームを購入するのがずっと夢だったんです。
丈夫で温かい家が欲しいと、独身時代から調べたりしていたほどw
まわりが続々とマイホームを建てるのをみると、うらやましく思います。
ですが、転勤族が家を建てるというのは覚悟がいります。
夫に単身赴任してもらうか、二重ローンで帯同するか...
やはり今はまだ結論を出せません。
リセットされてしまう
今まで築き上げたコミュニティーや生活が全てリセットされてしまう。
今まで頑張ってきたのに、悲しいです。
そしてこれは子供たちもとても辛い事なのではないでしょうか。
せっかく仲良くなったお友達とも離れ離れになり、誰も知らない学校に行くのですから、まさに試練です。
我が家は当時まだ子供が小さくさほど気にしていなかったので救われましたが、
もうすぐ2年生になる上の子と年長さんになる下の子に
「もし引っ越しになったらどうする?」と聞くと、
上の子は「やだ」と。
下の子に至っては「○○くんがいないといやだ」と泣き出しました。
想像で泣けるくらい、心が成長しています。
次は穏やかにはいかないでしょう。
苦編まとめ
大変なのはこんな感じです。
改めて書き出してみるとやはり大変ですね、転勤は。
引っ越しもですが、何も知らない土地で暮らすのですからやはり最初は大変です。
環境の変化と疲れで、運転中に突然耳が遠くなりパニック発作を起こしたりもしました。
孤独を感じ、夕暮れ時にふと「ふるさと」を口ずさんでいたこともありますw
でも、良いこともたくさんありました。
それはまた別に書きたいなと思います。
読んでくださりありがとうございました。